(産経新聞 2008/03/21)
かねて、中国の流儀に対するベトナムの知略には敬意を表してきた。中越関係一千年の歴史をベトナムから見ると、災いは常に北方からやってきた。
ベトナムは今もなお、日本と同じように中国との「係争海域」や「歴史教科書」問題なるものを抱え、中国を相手に巧みな外交戦を演じてきた。きまじめな日本外交と違うのは、愛想の裏でヌエのような詐術を心得ていることか。
まず、地図を広げてベトナム東部のトンキン湾を見ていただきたい(↓の方に有)。東側から中国の海南島がグイと張り出していることが分かる。ベトナム戦争時に米駆逐艦2隻が撃沈されたとして、北爆開始の引き金になった戦略的な要衝だ。
この海域でベトナムは大陸棚の自然延長論の立場から、海南島の際までが自国の海だと主張した。対する中国は、双方の中間線が妥当な落としどころだと反撃して“30年交渉”となった。
中国の主張を聞いて、誰もが「ハテナ?」と考えるはずだ。
日本と係争中の東シナ海では中国が自然延長論をいい、ベトナムに自身が唱えた中間線はおくびにも出さない。日本との交渉では、明らかに別のモノサシを持ち出している。理由はその方が有利だから。
どうやらトンキン湾では、海南島近くに海溝があるためにベトナムは自然延長論で終始した。中国はそこで、1980年以降、国際判例がいずれも中間線を基礎に解決しているところに着目し、判例をタテに押し戻した。
古来、中国外交は高圧的なホンネ一本でゴリ押しする。実利のためには、法や判例を無視することもあれば曲解して利用する。
かくて中越は2000年12月に、中間線近くに線を引いてめでたく合意した。それでも、ともに行儀が悪いから、漁船同士の大げんかがあとを絶たない。
もちろん、わが外交当局はこの戦法を研究するために国際法局長をベトナム外務省に派遣して、ことの顛末(てんまつ)とノウハウを仕入れた。東シナ海の対中交渉では、中国自身も加わった国際判例でチクチクとやったらよい。
もうひとつ、中国との交渉でお手本となるベトナムの高校歴史教科書問題というのがある。東南アジアの移動特派員だったころの2002年2月、当時の江沢民国家主席がベトナムを訪問した際、「指導部を叱責(しっせき)していた」との情報が漏れてきた。
江主席は共産党書記長らと会談して、ベトナムの高校教科書に書かれた中越戦争の記述を「友好的な表現にすべきだ」と踏み込んだという。この「友好的」とは「中国寄り」の同義語である。
1979年の中越戦争では、中国はベトナムへの「懲罰」として人民解放軍が侵攻した。ところが戦争慣れした越軍の反撃にあって、あわれ10万の大軍はほうほうのていで逃げ帰った。
ベトナムにとっては侵略を跳ね返したのだから、教科書に「大勝利」を刻印するのは当然だ。これに侵略者の方が「友好優先」で墨を塗れというのだから身勝手なものである。
日本に対しては「歴史を鑑に」と説教しつつ、ベトナムには「歴史を鑑(かがみ)にすべからず」とここでも二重基準を使う。ただ、ベトナムの賢者は「はいはい」といいながらただ受け流すところがいい。
正義や価値観は、相手しだい、時代しだいで変化する。さて、胡錦濤主席の5月訪日には、どんな正義を引き出してくるのやら。
【土・日曜日に書く】東京特派員・湯浅博 中国の海だなんて奇怪な(産経新聞 2008/04/12)
◆ベトナムの奮闘
チベット騒乱をよそに、1面コラム「くにのあとさき」で、中国がベトナム東部のトンキン湾では「中間線を主張していた」と書いた。すると、そんなフトドキな話は、もっと詳しく報告せよと読者から注文をお受けした。
それはもっともな話で、中越の重要協定が決められたものの、公表されたという話を聞かない。一部の国際法学者はともかく、一般には意外感が強いのだ。
そこで、まず掲載図を見ていただきたい。
トンキン湾は東から中国の海南島が食い込んできて、「く」の字に曲がっている。ベトナムの主張は、海南島近くに海溝があるから湾全体がベトナムの大陸棚にあたるというものだ。
まるまる自国の海だというところなど、日中交渉でうそぶく中国とそっくりではないか。東シナ海の沖縄近くに海溝(沖縄トラフ)があるから、全部が中国の海だという理屈である。
ただ、ベトナムは初めに高値を設定し、値切り幅を少なく抑えるバザール商法をとっているとみた。何しろ相手は、1979年の中越戦争で10万の侵略軍を送り込んできた怖い国である。
その中国が、トンキン湾では「国際判例は中間線ではないか」とまともなことをいった。それは極めて妥当な認識で、1980年代から今日に至るまで2国間で争う係争海域は、すべて中間線が落としどころになっている。
◆中間線は世界の常識
国際司法裁判所や仲裁裁判の判例から導き出される解決法は、まず双方の海岸線から等距離の海域に「暫定的な中間線」を引く。そこから、小さな島の位置を勘案して微調整することになる。
トンキン湾でいえば、ベトナム側に地図上では点のような小島が散在している。海南島とこの島を結んだ線の中間から25%ベトナム側にポイントをおく。最終的に21のポイントを決めてつないだ線を境界線とした。
そこで過去の国際判例を振り返ってみる。近年では1985年のリビア・マルタ大陸棚境界画定事件の判決で、「暫定的な中間線を引くことが思慮ある方法」とされた。しかも、海底の地形がどんなであろうと、いっさい考慮されないことが判例になった。つまり大陸棚論は無視されたのだ。
続く93年のデンマークとノルウェーの境界画定事件▽99年のエリトリア−イエメン仲裁判決▽2002年のカメルーン−ナイジェリア境界事件▽06年のトリニダード・トバゴ−バルバドス仲裁判決など一連の係争は、すべて「暫定的な中間線」からの一部修正で決着している。
したがって、トンキン湾で中国が「暫定的な中間線」を交渉のベースにしようという主張は妥当なものだった。中越はなんと30年近くの押し問答のすえに、2000年12月にめでたく11条からなる協定を結んだ。
◆祖国のためのウソ
ここで重要なことは、中越協定の締結によって、当の中国自身が中間線で処理する国際判例の仲間入りをしたということである。
だが、日本の尖閣諸島の近くから天然ガスが出ると聞いて、中国は大陸棚論を持ち出し自分のものだといいだした。だから中越が協定を結んで、日本と同じ中間線を主張してきたなどおくびにも出さない。奇っ怪な話だ。
中国が東京裁判に判事を出した中華民国を武力で倒し、日本に「判決を守れ」と説教するほどにおかしい。
理屈をねじ曲げること、かの国にとっては屁(へ)でもない。要は、トンキン湾でも東シナ海でも、自国に有利なモノサシを引き出し、相手に呑(の)ませればよいと考えている。
そこで、おなじみビアスの『悪魔の辞典』を引く。外交とは「祖国のために嘘(うそ)をつく愛国的な芸」という皮肉は、やはり中国にこそふさわしい。
ただ、中国の相手国に対する「傲慢(ごうまん)」と「身勝手」とは、実際には中国の強さからではなく、弱さからくるのだと思う。中国内に胡錦濤派と江沢民派の争いがあると、現政権への揺さぶりに外交や軍事が利用されるのが常だ。
北京五輪の聖火リレーがチベット弾圧にからんで抗議を受けると、逆に中国の民族主義が燃え上がる。政府はこれを抑えられず、さらに強硬になる。国内の圧力が強くなれば、外交の柔軟性など期待すべくもない。で、当方は一歩も譲らぬ覚悟が欠かせなくなるのである。(ゆあさ ひろし)
↑を中国に面と向かって言った政治家はいるのかな?
まあ、今はとりあえず、一人でも多くの人が「中国の主張は所詮こういうもの」「中国の主張に同意する議員・団体は、国益より中益(中国共産党の利益)を目論む輩」ということを知ってほしいですね。
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え?中国4000年?
そんなもんは存在しません。
今目の前にある自大に必死な貧乏国をごらんなさい。
あの北朝鮮と、どれだけ違うか差を探す方が難しいでしょう
日本も空母機動部隊を2、3個(米仏共同開発の新型空母を発注してもいい)編成し、ベトナム、ルソン、台湾、琉球に航空機動部隊を展開させる。航空機動部隊は、米空軍の遠征航空団や海軍空母航空団に似た性格で、1個混成航空団で偵察・哨戒・迎撃・攻撃・輸送をすべて賄う完結性の高い独立航空団である。燃料と弾薬が続く限り作戦を継続し、予備飛行場を複数確保することで空母に似た機動力を確保する(時速30ノットで自由自在に移動できる空母にはとうてい及ばないが)。同航空団の最大の目標は中共空母機動部隊である。中共機動部隊の防御網を突破し、最重要目標である中共空母を撃沈できるステルス攻撃機(XF−3)とステルス超音速巡航ミサイル(XASM−3が開発中)の開発・配備が望まれる。中共のいう第1列島線(九州−琉球−台湾−ルソン−インドシナ)の防備をきちんと整えれば、中共も勝手なまねは出来ない。
Yahoo!ブログやってる奴、この記事を転載してくれ!
http://blogs.yahoo.co.jp/azuma_torukisu/5497524.html
まとめサイト
http://saveeastturk.org/
ついでに空母+ヘリ空母を建造して、原潜作って、核配備すりゃ、支那はその地点で折れてくると思うよ。
日本とやり合っても核を使わなかったら勝てないことは百も承知だから。
ユーラシア大陸は古来よりわが国の島だ
イギリスとの中間線を定めねば(←いくらなんでも無理)
朝日や毎日じゃこういう記事載せられないからな。
季語はどこ?
>12
季語は「北朝鮮」常に厳冬。
或いは「中国」脳内お花畑発祥の地。
こんなことで驚いてはいけません。
そのうち核を打ち込むという脅しは目に見えてるわけで、打ち込めるものなら打ち込んでみろということです。
そうなれば、我が日本も核を持ちたいものです。
えぇ、私もそう思います、さっさと再軍備をしましょう。
ソレと同時に外患誘致罪だのスパイ防止法だの、サヨクテロリスト絶滅法案だの色々国内のガン細胞を殲滅する必要がありますが。
帝国海軍連合艦隊再び…なんて萌え…いやなんて燃えるシチュエーションでしょう
金と技術援助にものをいわせて、旧ソ連やアメリカの死んでる大質量衛星を買い取ってサイロや都市部に100個くらい落とせばいいんだよ。
それ何てコロニー落し?
その人工衛星に使用済み、再処理可能放射性廃棄物を満載しておいてもおもしろいんじゃない?どうせ、宇宙なんて放射線だらけだしさ♪貯蔵場所としていいし、地上に問題なし、大気圏突入温度で溶けない様、工夫して、核打ち込んだら人工衛星(廃棄物貯蔵衛星)を落下させてやればいいんじゃない?
結構な大きさのモノでも衝突の際の爆発力は桁違いだからねぇ。核廃棄物も処理できるし、支那に脅威も与えられる。一石二鳥の平和的利用だと思うよ。
レーザー兵器で破壊されない様表面は金属の鏡面にし、ミサイルで破壊されない様、強度を増しておく。落下時の摩擦温度に耐えられる様、耐熱性を挙げておけば済むしね
という事は逆説的にT豚Sも支那の違法性をちゃんと認識してるんだな
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