(日経NETアイ 2006/09/08)
新・華夷秩序と韓国
日本と中国は「靖国」を巡って生じた亀裂の修復に水面下で動く。しかし、韓国政府は依然、強固な反日を続ける。なぜだろうか。
水面下で変化する日中
前回のコラム「始まった分裂と妥協」(8月18日)で「日本は、靖国を巡って生まれた国内の亀裂の修復を急ぐだろう」と書いた。日本が具体的に「靖国問題」をどう処理するかはまだ不明だ。ただ、「外国の内政干渉は排除すべきだ。同時に外国との摩擦を減らすべきだ」という世論の最大公約数を反映した行動になるに違いない。
一方、中国も日本に関係改善のサインを送っている。政府当局者だけではなく、日本研究者らも総動員する本格的な動きだ。日本の世論が「反中」でまとまったら中国にとって損、との極めて実利的な判断からだ。
双方の思惑があいまって、日本で安倍晋三・新政権が誕生するのを期に、日中関係には新しい展開があると見る人が増えている。もちろん、基本的には双方の警戒感は高まる一方なので、本格的な両国関係の安定にはほど遠いだろう。ただ、靖国で起きた「小競り合い」くらいは修復するものになるだろう。
変化を無視する韓国
韓国はなぜか、こうした変化に気がつかない。それは大きく分けて2つ理由があると思われる。ひとつは、韓国人の朱子学的、観念論的発想からだ。
韓国人の多くは靖国批判を、「高い道徳性を誇る韓国人が、誤った歴史観から抜け出ていない小泉首相や日本を叱る」という道徳的次元でとらえがちだ。だが、日中間で争われた「靖国」は、いや、外交と言うものはそもそも実利的、あるいは現実的なものだ。
中国は当初、「日本の国内対立を利用すれば、小泉政権を孤立させることでコントロールできる」と判断、攻勢に出た。だが、日本の世論は逆に硬化し、反中ムードが高まった。小泉孤立化どころか、「反中」を核に靖国支持が増え、日本人の団結心が強まった。日本の国内対立が利用できない、あるいは逆効果と判断すれば、当然、中国は戦術を変えるだろう。
一方、日本。「中国の内政干渉は許すべきではない」と考える人の中にも「中国とは協力すべき懸案も多い」との認識を持つ人は多い。たとえば朝鮮半島問題。北朝鮮が崩壊した後の処理などは、日中の利害が相当部分で一致する。この発想は、北朝鮮問題が煮詰まっているなか、外交の大枠で協力の余地を残すために、部分では何らかの妥協をしておく、という行動につながろう。
一連の動きは外交ゲームと表現した方が正確なのだが、「正邪を正す倫理的行動」と見る韓国人からすれば、「靖国」で安易な妥協などはありえない、というのが普通の感覚なのだ。
中国へ「寄る」韓国
もちろん、韓国にとっても、靖国批判に外交的実利はある。まず、歴史問題で日中が対立した時、韓国も口を出しておかないと国家の威信が低下する、との判断が常にある。
たとえば、2001年の教科書問題で日中が水面下で妥協を模索した時、韓国政府は日本に対し、ひそかに「中国ほどの強硬姿勢は打ち出さないから、韓国とも対話する姿勢を見せて欲しい。『同盟国』である韓国の面子をつぶさないで欲しい」との申し入れをした。
では、今回はなぜ、日本との協調姿勢が皆無なのだろうか。それは中韓関係の緊密化、もっとありていに言えば、韓国の中国に対する従属が進んだためと思われる。靖国批判は、従来の「韓国も論争に参加する」のが目的ではなく、 「日中が反目した時は中国につく、という姿勢を表明する」ことが目的になってきた。そうである以上は、ご本尊である中国が日本と妥協する前に、韓国が先に動くことはできない。これが、日中関係修復の動きを見ても韓国が見ないふりをする二番目の理由だ。
新しい東アジア像
韓国人の頭の中では、東アジアの華夷秩序観ともいうべきものが復活したように見える。 「世界の中心にある中国。中国と隣接し、その優等生たる韓国。その外側には、韓国と比べ軍事力は強大かもしれないが、倫理性で劣る日本」 ―――。最近の様々な動き、たとえば経済的にも国際政治的にも超大国に生まれ変わる中国。長期の低迷で普通の国に戻ったように見える日本。そして、「相変わらず倫理性を欠く日本の首相」。こんな具体的事例により、彼らの古典的世界観はしっかり裏打ちされたのだろう。
ただ、日本人がこの世界観を韓国人と共有するかは疑問だ。それを前提とする韓国の外交政策は今後も日本とぶつかり続けるだろう。
ただ、新・華夷秩序をもとに行動する韓国は、日本人にはまだ十分に理解されていない。たとえば、このネットコラムの「異なる道を歩み始めた日韓」(2005年11月7日)で、韓国が外交的軸足を米国・日本から、中国・北朝鮮へと移している、と書いた。何人かの日本人読者からは「中国とは異なって、韓国とは民主主義という価値観を共有しているから、日本に近いのでは?」との疑問を呈された。確かに韓国は民主主義国家かもしれない。が、だからといって「中国と遠い」ことにはならない。
そして、こうした「韓国への美しい誤解」が解けたとき、日本が韓国を見る目は冷めた、そして突き放したものに一気に変わるのではないか。
鈴置高史 編集委員
1977年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、日本経済新聞社入社。産業部、大阪経済部、東大阪分室を経て1987年6月から1992年2月までソウル支局駐在記者。
1995年9月から1年間、ハーバード大学日米関係プログラム研究員。
1999年3月から2003年2月まで香港支局駐在記者。
経済解説部長を経て編集委員。2006年9月から再び香港に駐在。
2002年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。
主な著書・論文
「韓国経済 何が問題か」(1992年、韓国生産性本部、韓国語)
「From Flying Geese to Round Robin: The Emergence of Powerful Asian Companies and the Collapse of Japan's Keiretsu 」(1996年、Harvard University. 英語)
韓国は今後も、中国に自大事大し、根拠の無い優越感で日本を見下げ、現実を無視して日本を糾弾する、ということですね。
「知れば知るほど嫌いになる国、韓国」を日本人の多くが知る日も近いですね。
黒田 勝弘 古森 義久

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「事大」と「自大」の漢字間違いでしょうか。
『韓国への美しい誤解』なんてとっくの昔に解けてますから。
歴史的に見た場合、半島国家は、大陸と島嶼国家間の商業・文化の通り道と言う利点はありますが、戦争が一旦勃発すると、島嶼国家は、大陸の干渉を文字通りインシュレートし易く、亦、国民を纏め易いのですが、半島部は大陸勢にとって、外敵の入口であり出口ともなり勝ちで、亦、海峡部は重要拠点で、陸海共大戦場になり易い、その為にダメージが大きくなって復興が遅れ、国家は国力が上がらず、主体的な勢力として振舞うに至らない、結局、半島国家で大国に成長できた国は無いと言う差になって顕れています。
唯一、オランダが例外的ですが、彼国は、限られた土地を有効に使う国民の精神が、早くから国力を上げる原動力となり、地理的に与えられた通商力を最大限に有効に活かした例でしょう。
というか、新聞にも中朝韓バンジャーイ以外の視点の意見が載る事ってあるんですね。感心しました。
ご存知とは思いますが、韓国資本のオーマイニュースが
日本を貶めようと反日・親韓ニュースを垂れ流しています。
そこでオーマイニュースにバナー広告を出す企業へ抗議と
広告打ち切りを要望するメール及びフリーコールに
ご協力していただければ幸いです。
お時間のある時で構いませんので、どうかご協力お願い致します。
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/list.php?board_id=teconomy&st=title&sw=megumi&ty=
加害者も認めた現在進行形の国家犯罪、個人の尊厳を犯す重大事件も日本人が被害者であれば平然と日本を嘲弄する道具にする・・韓国人たちの意見です。
まだ「韓国への美しい誤解」が解けない日本人はこうした現実に一刻も早く目をむけ、彼らを「突き放」すことが至極当然のことだということに気づいて欲しい。
韓国の首相発言などからもわかるとおり、これらは若年層の浅薄な意見などではなく韓国人に広く共通する彼らの本音と言えます。韓国との共闘などと言っている間は、拉致事件の解決は不可能です。被害者を取り戻すにはこうした認識を多くの日本人が共有し、メディアの世論誘導にも動じない強固な世論を作っていくことだと思います。
貴方の言う通りです。
自民党総裁戦の特番を各局がやっていますが、必ずアジア(実は特ア)外交をどうすると質問し、特アの工作員のシナリオで誘導しようとしています。
安部、麻生のAAラインはこの誘導に乗らないようにしているのはさすがです。
マスゴミがこのようだと、益々NETで企みを阻止する必要性が大きい。頑張りましょう。
祖父母は満州から逃げ帰る時半島を通った。
恐らく半島人の意地汚さは見てきただろう。
叔母はそれを欧州の留学先からだけでなく祖母からも聞いたと言う。
祖母が直接俺に語らなかったのは、恐らく幼子に語るには余りにも酷かったからなのだろう思う。
今頃になって気が付くと言うのも俺自身情け無い気もする。
『ちっ男かよ。残念。女だったら天皇制を瓦解させる準備ができたのにな』
……なんていうすてきな発言が満載なのは↓のブログwwwww
ザ・のじじズム
http://blog.livedoor.jp/nojiji/
……っていうかイタ過ぎ。
「大清国 属」だな
いくら韓国叩きの文面だからといって、ここまで中国ヨイショだと、素直に受け取る訳にもいかない気がします。
早稲田の経済って非常に特徴的だった気が
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