再上陸アジア系窃盗団 (産経新聞 紙面 2006/01/16)
一時はなりを潜めていたアジア系窃盗団とみられる犯罪に復活の兆しがみえる。
爆窃団の犯行とみられる宝石店の壁を破って貴金属が奪われる事件が昨年から東京都内で未遂を含めて五件発生。
韓国人すり団の犯行とみられる被害も前年に比べ三割増えた。
専門家は「これらヒットアンドアウエーの古いタイプの犯罪が再び活発化する恐れがある」
と警告している。
出入国繰り返し力ずく犯行
◆壁破り
ビルとビルの狭い間の壁に開けられた五十センチ四方の穴。「爆窃団の手口だ」。
東京都千代田区有楽町の現場に駆けつけた捜員は一目見てこう断じた。
有楽町では昨年六月以降、半径五十メートル以内の範囲で、宝石店の壁に穴が開けられ腕時計などが奪われる事件が未遂を含めて三件続発。
台東区の宝石店でも同様の被害があり、警視庁が警戒を強めていた直後、今月十四日にも有楽町で宝石店の壁が破られているのが見つかった。
宝石の被害はなかったが、昨年被害にあった店の真裏だった。
「爆窃団」。
ビルのはぎまに油圧ジャッキなどを押し当てて一気に壁を打ち破って侵入する大胆な手口からこう呼ばれた窃盗団は昭和六十年代に香港から流入。
平成十年ごろまで東京や大阪で被害が顕発した。警報装置があってもお構いなしで貴金属を根こそぎ奪ってはすぐに引き揚げるのが特赦で、
今回の一連の事件では現場に油圧ジャッキなど犯行道具を残して逃げたケースもあった。
◆カード狙い
韓国人すり団の犯行とみられる被害も増加に転じている。
@銀行のATM(現金自動預払機)で現金を引き出す人が打ち込む暗証番号を盗み見る
A数人で跡を付け、駅エスカレーターなどで取り囲む
B一人が小銭などをばらまき注意をそらす
C別の一人がかみそりでバッグなどを切ってキャッシュカード入りの財布を抜く
D盗んだカードで預金を不正に引き出す−。
これか韓国人すり団の典型的手口とされ、怪しまれないようにスーツ姿のサラリーマンを装うケースが多いという。
手口から韓国人すり団の犯行とみられる被害は都内で昨年、千五百八十一件発生。
すり全体が六千四百三十五件と前年に比べ千七百件以上減るなか、三割以上も増えている。
こうした事態に警視庁は大阪府警などとともに韓国の警察当局と直接情報交換する異例の共同捜査を展開。
韓国の警察当局がすり団の首謀者を含む十七人を逮捕するのに成功した。
韓国人すり団をめぐっては一昨年六月、大田区の駅構内で、すり団が刃物を振り回して逃走、乗客ら八人がけがする事件かあり、
警視庁が取り締まりを強化したため、一時発生が激減していた。
◆日本は“魅力”
なぜ、アジア系外国人によるとみられる窃盗事件が増え始めたのか。
警視庁幹部は「平成十年ごろまでに多くの爆窃団を逮捕したが、すべてを摘発したわけではない」と指摘。「韓国人すり団の場合もそうだが、
彼らにとって稼ぎ場所として日本は依然魅力。犯行を行っては出入国を繰り返すヒットアンドアウエーが特徴で、
警戒が強化されていた時期に本国でひそんでいたグループが再び舞い戻ってきたのだろう」と推測する。
アジア系外国人の犯罪に詳しいジャーナリスト、富坂聡さんは「壁をぶち破る手口にしろ、すりにしろそもそも単純な手口。
ピッキングによる空き巣など、数年前まで高い技術を使い、
日本に長期滞在する定住型の犯罪が多かったが、防犯対策の強化でやりにくくなった。
このためヒットアンドアウエー型の単純な犯罪に先祖返りしているのではないか」と分析。
「裏を返せば、手段を選ばない力ずくの犯罪に走る傾向にあり、強盗などの凶悪犯罪に移る恐れがある」と話している。










自分の身は自分で守るしかないのかな?
ご存知かと思いますが為念、新潮の記事をTBさせていただきました。
もうダメです(鬱)
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