2005年12月12日

読売「率直に脅威」、朝日「表現を和らげ」−前原in北京

前原代表 「中国は軍事的脅威」…北京で講演 (読売新聞 2005/12/12)

 前原氏は中国の軍事力について、 「17年連続して毎年10%以上国防予算を増やし、増強・近代化を進めている。実際には、 中国政府が公表している2倍から3倍の軍事費が使われているのではないかとの指摘もある。特に空軍力、海軍力、 ミサイル能力を中心として飛躍的に向上していることに対し、率直に(軍事的な)脅威を感じている」 と述べ、懸念を示した

前原代表「中国、 領土侵犯に動き」触れず 米講演と一転 (朝日新聞 2005/12/12) 

 前原氏はワシントンでの講演で中国の軍事力を「現実的脅威」と位置づけ、 シーレーン防衛の範囲拡大のため改憲も主張した。しかし、北京では「中国を軍事的な脅威だと見なす声が増えている」 と表現を和らげ、軍事交流の必要性を指摘。

 

 さて、どっちが本当なんでしょう? 朝日としては民主代表まで中国に対してきびしい態度を取っていることを日本人が知ると、 「小泉の靖国参拝は軍国主義の象徴だから中国は怒っている」と今まで宣伝してきたのに国民の中から 「中国の方がよっぽど戦争を始めそうじゃないか」という声が上がってくるのが怖いのですかね。

 

 

記事全文

前原代表「中国は軍事的脅威」…北京で講演 (読売新聞 2005/12/12)

 民主党の前原代表は12日午前、北京市内の中国外交学院で講演した。

 前原氏は中国の軍事力について、「17年連続して毎年10%以上国防予算を増やし、増強・ 近代化を進めている。実際には、中国政府が公表している2倍から3倍の軍事費が使われているのではないかとの指摘もある。特に空軍力、 海軍力、ミサイル能力を中心として飛躍的に向上していることに対し、率直に(軍事的な)脅威を感じている」と述べ、懸念を示した。

 日本政府は、中国の軍事力増強について「注目していく必要がある」としているが、「脅威」 という表現は使っておらず、前原代表の発言は、これよりも踏み込んだものだ。

 その上で、日本に食糧やエネルギー資源を運ぶシーレーンの防衛について、 「日中双方が中東の石油に多くを依存している。共通の利益であるシーレーン防衛を他の沿岸国や関係国と共同で行うことを考えるべきだ」 と述べ、中国も加えた多国間での枠組み作りが必要だと訴えた。


 

前原代表「中国、領土侵犯に動き」触れず 米講演と一転  (朝日新聞 2005/12/12)

 民主党の前原代表は12日、北京の中国外交学院で講演した。 中国に厳しい姿勢を見せた8日のワシントンでの講演から一転、「植民地支配と侵略」を謝罪した95年の村山首相談話を引いて 「重く受け止める」としたうえで、中国との連携強化の必要性を強調する内容となった。

 前原氏はワシントンでの講演で中国の軍事力を「現実的脅威」と位置づけ、 シーレーン防衛の範囲拡大のため改憲も主張した。しかし、北京では「中国を軍事的な脅威だと見なす声が増えている」と表現を和らげ、 軍事交流の必要性を指摘。「共通の利益であるシーレーン防衛を、他の沿岸国や関係国とともに共同で行っていく」ことを提案し、 ワシントンで語った「中国による領土、海洋権益の侵犯の動き」には触れなかった。

 また、日中間の担当閣僚による戦略対話の枠組みを設け、 日米中3カ国の包括対話につなげることなども提案した。



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